3週前の大島ツアー、1週前の雲見・田子グルメツアーに続く宿泊ツアー開催となり、
参加者が集まるのかさえ危ぶまれたが、
お試しのTさんも急遽参加が決定し、満員御礼12名の有志が集まる。
12名中9名は3連戦中2戦以上参加の猛者達である。
更には3名が150本と100本の記念ダイブを迎えるため、
秘密裏にケーキやビール、お祝いグッズも仕込む。
準備は万端のはずなのに、何故か不安が拭い去れない。
やはり今回のツアーも何かが起こるのか。。。
2007年大島ツアー
祝100本2007年10月3日(水曜日)
2007年10月5日(金曜日)
天気図を確認すると台風が3連続で発生している。
15号は台湾沖で925HPaの猛烈な台風。
16、17号は小型ながら、南太平洋上から
着実に三宅島へ向かって進行中。
一週間前には一つもなかった台風が、
週末にかけて3つも発生するとは。
「台風を呼び寄せてるのは誰だ〜」
竹芝への集合は21:30。
条件付運行の文字が不安を煽るが、
まだまだ台風は遠方。
台風よりもよっぽど不安な参加者全員の集合を待つ。
例によって集合時間に人が集まるわけもなく、
乗船開始後の22:10にようやく全員集合。
遅刻しうなだれるOさんと勝ち誇ったNさん。
船上宴会では、翌日からのダイビング&ドルフィンに期待が膨らむも、
大島ツアーでの失敗から学習してか定時+αでの就寝となりました。
2007年10月6日(土曜日)
朝4:50。予定より少々早めの錆ヶ浜港へ問題なく着岸。
サービスの方々に迎えられて、2ヶ月ぶりの訪島を実感します。
前日よりうねりが入ってきており、既に学校下はクローズとのこと。
1本目から期間限定ポイント・メガネ岩に潜ります。
バックロールでエントリーした瞬間から軽度の流れに翻弄されつつも、
目に飛び込んでくる蒼い水はまさしく三宅島。
3つの巨大アーチを中心に散策すると、
巨大なマダイやテングダイが警戒心なく泳いでいます。
うねりの強烈なアーチ下では魚達も一緒になって右へ左へ。
撮影どころの状況ではないものの、
時折降り注ぐ太陽光と地形の美しさに感動の一本となりました。
二本目は三宅島を代表するマクロポイント・大久保浜へ。
ポイントへ向かう道中では、経験者A先生による、
大久保浜エキジット講習会。
「波と同時に一気に駆け上がる」のがコツだそうだが、
果たして今回は大丈夫なのだろうか。。。
大久保浜では、うねりが先程にも増して強くなり、
砕ける波が砂浜を削っています。
岸へ押し寄せる波と戦いながら、
全員無事エントリー完了。
うねりで巻き上がった浮遊物があるものの、
次々紹介される生物にかじりつき、
マクロウォッチングを楽しみます。
さりげなくタンクを押さえ、
常にライティングをサポートしてくれる超ガイドにより、
うねりの厳しい環境下で存分に楽しむことができました。
ここでHさんは150本の記念ダイブ達成。
明日のイベント楽しみにしてます♪
いよいよエキジットを残すのみ。
A先生の言葉を胸にエキジットを試みると
そこには四つん這いで転がるA先生とIさんが。。。
「やはりそうか・・・」
サポートに向かうと力なく聞こえる
「フィン〜、フィン〜、、、」の声。
どうやら波にさらわれ、フィンを流してしまったようです。
A先生にいたっては両足共。
もう一チームでもフィン喪失未遂があったようで、
今回も大久保浜に手荒くあしらわれる結果となりました。
晩は部屋でログ付け兼宴会。
本日の反省会や「ドルフィンはさすがに厳しいだろう、、、」
なんて話をしている矢先に携帯の着信が鳴り響く。
ショップからの連絡で、
「明日からは更に海が荒れ、朝の便でそのまま帰る可能性あり」
「万一に備え、荷物をパッキングしておいてください」
とのこと。
不安に苛まれながら、一夜を過ごすことに・・・
2007年10月7日(日曜日)
6:00頃起床。
この時間に呼び出しがかかっていなければ、
一先ず朝の強制送還は免れたらしい。
気象情報を確認すると明日朝までは5m程度の波が
午後には15mもの高波が予想されている。
更に翌日も高波は続く。
本日の朝便は結局三宅島には着岸しなかったらしい。
全員日程を短縮するか、希望者毎に2チームに分かれるか。。。
結局、潜れる可能性のあるポイントは伊ヶ谷港内だけということもあり、
本日のダイビングはすべて中止、午後の便で帰ることに決定した。
そうと決まれば、ただでは終わらせないのがSMDCツアー。
ダイビング後では登ることのできない雄山ドライブへGO!
草も生えない火山岩地や溶岩で溶けたコンテナ、鉄柵を見ながら
急な坂を登って行くと一気に視界の開ける展望台へ。
樹木に覆われた御蔵島や新島、神津島と
草木も生えぬ周囲の山々、
それを隔てる荒れた海の構図がなんとも幻想的である。
締めは三宅島唯一の高校、三宅島高校の文化祭「三高祭」へ。
展示物や野菜の直売、メルヘン喫茶(?)と思い思いに楽しんで、
三宅島でのイベントは終了。
最後の食事を食べ終え、名残惜しくも乗船券の発券に向かいます。
史上4度目となる伊ヶ谷港への着岸ではあるが、
発券のため先ずは錆ヶ浜港へ。
船着場が完全に波で浸水し、大変な状況を横目に発券所に行くと、
もぬけの殻の所内。
奥にいた方に確認するとシステムは既に締められて、
スタッフはすべて伊ヶ谷港へ行ったとのこと。
全速力で伊ヶ谷港へ向かい、東海汽船スタッフへ交渉を開始するも、
不慣れで荒れる着岸作業でいっぱいいっぱい。
券なし乗船の不憫な扱いを受けつつも、
Kさんのお姉さん、ショップの方々の温かいお見送りにより、
気持ちよく乗船することができました。
船の上では、島を離れる余韻も程々に、すぐさま大宴会の開始。
記念ダイブのために準備していただいた、
ショップMさんお手製のケーキをご開封。
そこには100本記念を達成できなかった二人と
ドルフィンスイムへ行けなかったメンバーへのはなむけの言葉が。
「リベンジおねがいします」
来年度のリベンジツアー決行を固く誓った一同であった。
その後も宴会は延々続き、
100本記念を逃したAさん、Mさんのヤケ酒攻撃により、
Oさんがダウン寸前まで追い込まれたものの、
命からがら、竹芝港へ到着。
無事ツアーを終えることができました。
一日日程を短縮して1泊3日で行われた今回のツアー。
せっかく大勢の方に参加していただいたのですが、
ドルフィンスイムと最高の状態の海を体験していただけなかったのが心残りです。
しかしながら、このような状態だったからこそ見れた景色や島の雰囲気が、
三宅への想いを更に強いものへと誘ってくれてように思います。
来年こそは是非、最高の三宅へリベンジ!!
<ダイビングログ>
10/6(一本目・メガネ岩)
11:00-11:49(49min)
depth(max):18.9m
depth(ave):14.6m
water temp:22C
10/6(二本目・大久保浜)
14:23-15:22(59min)
depth(max):16.4m
depth(ave):10.0m
water temp:22C
2007年10月19日(金曜日)
7年ぶりにグルメツアーに参加しました。
7年前は確か、2回目のSMDCツアー参加で、経験本数20本ちょっとだった気がします。
そんな時代があったんですね(笑)
グルメの方は、他のメンバーからのレポートにお任せするとして、私は海中心にいってみましょう。
初日雲見の1本目、「チームバンダナ」では、ちょっとしたハプニングが2つほど発生。
何故か水面で「疲労ダイバー曳航」の練習(あくまでも練習ですよ)をしてみたり、
手にしていたはずのカメラが、いきなり消えて(!?)いたり・・・(笑)
そんな1本目とは打って変わって、2本目は何事も無く、雲見の地形を堪能しました。
地形を堪能したと言いつつ、私のマクロ仕様カメラには、いつも通りの小さな被写体が写っております。
——
2日目の田子は、雨だという事を除けば最高のコンディション!
タカベ・イサキ・キビナゴ・スズメダイなど、どこを向いても群れだらけ!!
中層に浮いているだけでも充分楽しい海でしたが、ちょっと深め(20〜25mぐらい)に降りれば、
サクラダイやスジハナダイの乱舞、ナガハナダイ雄の婚姻色なんてものまで見られちゃいました。
田子の海、恐るべし!!
そんな中、やっぱり私のマクロ仕様カメラには、マクロな被写体が・・・
だって、イサキの群れを撮っても、10匹ぐらいしか写らないんだもん(笑)
2007年10月20日(土曜日)
その名にふさわしく、グルメ満喫できました
宿の食事は、外の飲み屋や料亭で食べると宿泊代よりはるかに高くつくと思うほど、豪華です。食べても食べても、この魚たちを食べつくすことができませんでした。
そして二日目帰りの「さくら」というお店も、定食は2人前くらいの量で、さらにところてん食べ放題。(これを見越して、私はシンプルな”うどん”にしたのですが、これもてんぷらや小鉢がついたりと豪華です)
ところてんは、酢醤油やきなこ、黒蜜をかけたりとバリエーション豊富で、なかなか楽しめます
そして、海の中もあいにくの天気でしたが二日目の田子では、魚の群れが何層も視界に入るほどで、魚影の濃さに圧倒されました
ぜひ来年も、ここの宿に泊まってダイビングしたいです☆
田子の海に潜るのは、初めてでした。しかもあいにくの天気。気温も下がってきて若干テンションが下がり気味です。
気合を入れてウェットを着て、ボートに乗り込みました。
田子の海は、まさにこんな感じだったのです。すごいと思いませんか?あたり一面、イサキやタカベが群れています。
そして、少し深めに潜ると…
こんな風景に出会い、そしてそこには、サクラダイが乱舞しているのです。こんなに魚影が濃いとは!
田子の海はこれだけ魚影が濃いわけですが、若干流れもあったりします。今回も2本目は、若干流れがありそれに逆らって
先端まで泳ぐことになりました。みんな元気に泳ぎきり、すごい魚影を眺めながら、潮に流されながら戻っていくる楽しい
ダイビングが堪能できました。
なお、今回の田子の海の動画ですが、10月28日より毎週、Diving Moiviesで公開します。
よろしければご覧ください。
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