待ちに待ったこの日がとうとうやってきた!今日は楽しいパラオ行き。
数日前から胸のモヤモヤを払拭できずにいたが、きっと忘れ物か何かだろうと気楽に考えていた。パスポート&お金&命さえあれば何とかなる!と自分に言い聞かせ、小雨と生暖かい強風の中、駅へと向かった。
まだこの時点では、待ち構えている「事件」に気づいていない。
(「事件」を飛ばしたい方は■■■の下からお読みください)
今から思えば、お天気チェックをもっときちんとしておくべきだった。
品川駅に朝の7時半に着き成田エクスプレスを待っていたら、しばらくして「千葉方面電車はすべてストップ」という放送が流れ出した。
成田って・・・千葉だっけ。
駅員にきいても、天候のことゆえなんとも言えないとの事。
成田乗り捨てのレンタカーをしてみようか、品川プリンスからのバスに乗ろうか、はたまたこのまま品川駅で待っていようか、電話をかけまくっているうちに30分経過。やばいやばい、さすがに暢気な私も焦ってきた。
そこに、アジア方面から来ていたらしい若い観光客カップルが目に入った。彼らも大きなスーツケースを抱えて、困っているらしい。というか彼らだけでなく飛行機の時間のある人全員が困っているだろう。私は二人に声をかけ、一緒に山手線経由で日暮里から京急スカイライナーに乗る決心をした。彼らを引きつれ、急いで山手線へ。
このまま順調にいっても空港着が9:45。飛行機発は10時半・・・。
旅行会社は9時半以降は責任持てませんと言っているらしい。こういう時に限って飛行機は遅延していない。もう駄目なのかもしれない・・・と絶望的に思う一方で、学生時代に出発20分前に空港についてカンボジアへ旅立っていった友人を見送ったことを思い出した。成田は親切だからなんとかなるかもしれない。最後まで諦めてはいけない!と自分を奮い立たせた。私の頭の中のスクリーンには、人いっぱいの飛行機に、私が「すみませんすみません」と謝りながら通路を歩いて席に座るシーンが何度も何度も映し出されていた。
スカイライナーでは、空港にいる幹事さん達の働きのおかげで、旅行会社の方や、コンチネンタル航空の方からお電話をいただき、状況確認は出来ていた。悪天候のためスカイライナーは15分遅れて到着。生きた心地がしない中、空港に着いたとたんに猛ダッシュ。ダッフルバッグを何度も落としそうにしながら23kgのスーツケースを押して、引っ張って、走った。不幸中の幸いというのであろうか、チェックインカウンターも出国審査もガラガラ。ゲートまで走ったらなんと・・・まだ搭乗は始まっていなかった。
SMDCメンバーは全員とっくに到着しており、私を拍手で迎えてくれた。
記念撮影。
間に合った!!!
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乗り継ぎのグアムまでは3.5時間。グアムではいったん、米国入国審査を受ける。
4時間の待ち時間のはずが、飛行機遅延のため6時間に。
18時過ぎた頃から空港内のお店が閉まり始め、人もまばらで寂しい雰囲気になったが、SMDCメンバーはツアーブックを読んだりビールを飲んだり仮眠をとったりゴシップ雑誌に没頭したりと、思い思いの時間を過ごした。
グアムからパラオは直行かと思いきや、中間地点のヤップで飛行機はいったん着地。そして飛行機の半分の人は降ろされ待合室に行かされた。
セキュリティーチェックが入るのだ。飛行機の座席を1つ1つ点検し、半分が終わると、機内に残っている人たちを移動させて、もう半分の点検が始まる。機内にいる人も、外に出された人も、ただひたすら待つしかない。1時間くらい経っただろうか。
ようやく本日3度目の離陸をし、1時間弱でパラオ到着。ぎりぎり日付の変わらないうちに現地入りすることが出来た。
メンバー10人、元気に明日からいよいよダイビング開始だ。