初日のダイビングで海にもカメラにも慣れてきたダイビング二日目。
昨日の大物ポイントから趣向を変え、地形ポイントを狙う。
最初に向かった先はシアストンネル!?
そう、シアストンネルといえば、SMDCでは今や伝説となっている、
Fさんのビデオハウジングが轟音と共に大破した因縁のポイントである。
一抹の不安を感じながらも、慎重にハウジングを抱えエントリー。
ドロップオフを一気に下り、-30mの側壁に開く巨大な横穴を
抜けていくダイナミックなポイントである。
入り口付近にはギンガメアジの群れもおり、テンションが上がる。
今回、目指すは-40m付近に生息するボルケーノシュリンプゴビー。
日本ではお目にかかれないハゼだけに、
少々深いが是非見ておきたいターゲット。
窒素に酔った頭ではダンダラダテハゼと混同しそうではあるが、
キレイな模様と色合いに惚れ惚れしながら堪能する。
その後も、アケボノハゼ、ヤノダテハゼ、ヤマブキハゼ、ニチリンダテハゼ
とハゼ三昧を楽しみながら徐々に水深を上げていき、
浅場での安全停止を兼ねたマクロウォッチを迎えた。
しかし、ここで事件は起きる。
小物を追いかけ、フォーカスは合うものの、
いくらボタンを押してもシャッターが下りない。
不審に思うが、なす術なくダイビングの終了を迎えることとなった。
ダイビング終了後、
ハウジングの中身を確認すると容積1/4程の浸水が発生。
内臓ストロボがショートしていた。
ストロボだけで済んだのが不幸中の幸いか、
時を越えたFさんの呪い、恐るべし。。。
(哀愁漂う乾燥中のハウジング)
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