日 程:2012/12/06(木)〜10(月)
宿泊宿:ロコイン沖縄
利用DS:SEASIR那覇店
目 的:美ら海というと夏のイメージが強い。過去SMDCの沖縄ツアーは多数開催されて
いるが、小生の知る限り殆どが夏である。しかし四季の移ろいは海の中もある。
季節各々の良さを知ってこそ、美ら海での眞の魅力を極める事になるものと思わ
れ、敢えて気候の厳しい冬季に開催した。
12月6日(木)
深夜、JL927便で那覇入り。寒い内地から到着した躰には生あたたかい風が心地良い。
しかし陸ではあたたかくても、海に出ると身を斬る寒いさを感じられるのが不思議な処、
明日からのダイビングも心して臨みたい。
12月7日(金)
朝、0840ホテル迎車。通常より1時間遅いPIK UPであるが、本日はお客がたった3名の為、TROPICOの船に相乗りすることになり、先方の都合で出帆が遅くなったとの由。
當然乍、お客が少ない事は大歓迎である。
先ず、入ったポイントは慶伊瀬ナガンヌ「亀市」。那覇から船で僅か10分、那覇市民にとっての海水浴場であるナガンヌ嶋の沖合である。因みに、この無人嶋は行政上は渡嘉敷村に属し、れっきとした慶良間諸島の一部である。
名前通り、亀の多いポイント。しかも隣の神嶋が赤海亀で有名なのに対して此処は青海亀が多く見られる。予定通り、青海亀に加え、煽烏賊群れや、隠蝦SPなどを見る。
2本目は座間味嶋に渡り、嶋の南部、唐馬湾に位置する「唐馬龍女(ドラゴンレディー)」に入る。ドラゴンレディーの名前でピンの来る人は可成りの業界通。1989年公開され第二次ダイビングブ―ムの切欠となった映画「彼女が水着に着替えたら」の水中シーンの撮影場所になった処。映画で使われた飛行機のセットも海底に沈んでいる。
實は此処、小生が慶良間で一番、好きなポイント。まっ白な砂地に所謂熱帯魚が群れる、
絵に描いた様な美ら海光景であると共にマクロ被写体の寶庫なのである。
大紋蛙安康JR2種、細風来魚、龍之八十仔、弁慶鯊、草色模様海牛等を見る。
3本目は慶良間海峡のど真ん中「まちゃん礁」に入る。立地的に常に流れているが、魚影も濃く、霞蝶々魚、柏花鯛、グルクン複数種、雛銀保、花髭打保等を見る。
1600帰港。ログ付け後、1730にはホテル到着。夜は役所の友達たちと忘年会。
深夜、Eさん到着。
今里のログ:気温22度/風NE/浪1.5m
ポイント |
透名度 |
水温 |
最大深度 |
平均深度 |
潜水時間 |
亀市 |
20m |
23.1度 |
19.3m |
11.6m |
47分 |
唐馬龍女 |
20m |
24.0度 |
17.8m |
11.3m |
51分 |
まちゃん礁 |
20m |
23.7度 |
20.4度 |
13.1m |
43分 |
12月8日(土)
朝0740ホテル迎車。0830Lucky號出帆。船には小生の社外の海仲間達が多数乗船。お客の99は内地から空路やって来るリピーター達。小生は年数回、SEASIR那覇店を利用しているが何時も同じメンバーが偶然一緒になる。これがSEASIR那覇店の不思議なところ。
本日は渡名喜遠征日。絶海の孤島故、海況も厳しく、何時でも誰でも行けるわけでは無い。それだけに手つかずの魅力が残る、秘境である。
1本目は「Blue Hole」に入る。本来、名前通りの洞窟ポイントであるが小生始め穴嫌いのお客が多かった事もあり、我々のGpは誰も入っことの無い裏側のドロップオフに入る。
花権兵衛、菫長花鯛、霞蝶々魚、土佐奴(レア!)、雛銀保、斑色海牛等を見る。
2、3本目は「Blue Corner」に入る。海底40mからそそり立つ垂直のドロップオフを流す。
何時ものこと乍、湧きだす魚影に感動する。尚、小生は皆と別れて少々深場偵察。大物も
見る事が出来た。
磯鮪、霞鯵、眼鏡持魚(ナポレオン)、青血引、錘鰤
縁取花鯛、赤星花鯉、花権兵衛、茜花鯉、菫長花鯛、雛銀保、南銀保(黄化個体)、ゼブラ鯊等を見る。
今里のログ:気温19度/風N/浪2.5m
ポイント |
透名度 |
水温 |
最大深度 |
平均深度 |
潜水時間 |
Blue Hole |
25m |
24.0度 |
34.2m |
12.9m |
49分 |
Blue Corner |
25m |
22.9度 |
43.3m |
15.5m |
44分 |
Blue Corner |
25m |
23.6度 |
47.2m |
15.3m |
47分 |
続く・・・
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