今回のツアーはバラクーダ、ギンガメアジ、カンムリブダイの行進等、ダイナミックなダイブも結構楽しめたのですが、私はあえて超マクロ派、マングローブダイブについて書きたいと思います。
マングローブダイブはマブール島から船で1時間ちょっとのセンポルーナという港近辺で行われます。
「じゃ、2時間後に帰ってきてねー」と海(川?)に放り込まれ、あっという間にみんなとはぐれました。
いや、別にいいんです。
もともと1人で潜るのが基本なので。
というのも、水深が5mくらいしかないから、バディー制をとる必要がない。
でも、最初は不安ですね。よく考えたら水の中で一人になったことって今まで一度もなかったので。
「2時間も時間つぶせるかなー。」と思いつつも、とりあえず川の端っこのマングローブ林まで行ってみることにしました。
一応、「マングローブダイブ」なんで。
ただ、川のど真ん中でエントリーだったんで、どっちのサイドも遠い遠い。
河口付近なので、両サイドのマングローブ林までは結構距離があるんですね。
最初はせっせと泳いでいたのですが、常に視界のどこかで何かが動いているのです。
そう、マングローブダイブはハゼ天国。
いたるところに飽きるほどハゼがいます。
そのうち泳ぐのにも飽きたので、その辺のハゼを観察してみました。
ハゼというと、穴の近辺で常に警戒しているイメージですが、5分くらいずーっと見てると、結構穴から離れます。
といっても、すぐ戻れる距離くらいまでですが。
長時間一箇所に居続けられるダイビングなんて今までなかったので、隠れたハゼが出てくるまでずーーーっと待っていられるというのは新鮮な楽しみでした。
隣には別のハゼがいるので、待っているのもそんなに辛くありません。
そんな中、迷子になっているギンガハゼを見つけました。
彼(彼女?)は自分の穴がわからなくなっちゃったらしく、他のハゼの穴に入ろうとして追い払われていました。
結局、穴は見つからずじまいでした。彼(彼女)がどうなったのか非常に気になります
そんなこんなで、マングローブ林にたどり着くまで1時間以上かかってしまいました。
帰りもハゼを観察しつつ、でもがんばって船まで泳いだのですが、船のほうで見つけて近づいてきてくれたので、もうちょっと余裕かましても良かったかなぁと思います。
かなり好みの分かれるダイビングスタイルですが、個人的にはかなり好きでした。
ハゼの種類を大して知らなかったことが悔やまれます。
次にマブールに行ったとしても、きっとリクエストするでしょう。ハゼ図鑑を持っていくこと必須です。
TrackBack URL : https://smdc.jp/modules/wordpress/wp-trackback.php/51